特別支援・福祉カタログ vol.4
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N09特選品遊びながら工夫して考える、アクティブ・ラーニングの玩具『ジナゾル』。開発コンセプト遊びの中で、文字を見慣れたら…大平 里香 プロフィールおおひらり か 私の息子は重度の知的障害です。発育が遅く文字の習得に時間がかかるのを知り、遊びながら学べる知育玩具を日々探していました。そんなある日、散歩中の息子が石版に彫られた橋の名前の文字を指でなぞって遊ぶのを見て、その要素を含んだ玩具の開発を思い立ち商品化しました。子どもたちはこの玩具で遊びながら、刻印された164の文字や数字、記号を自然に見慣れていきます。1972年愛知県生まれ。幼い頃より、町工場を営む父から「世の中にないものを作るおもしろさ」を教わって育つ。開発した『ジナゾル』で、実用新案、意匠・部分意匠権の登録などを取得。ジナゾルを通して、「考えること」「やってみること」の楽しさを伝えている。文字パズル遊び、型はめ遊び、サイコロにしたものを積み上げたりと、平面から立体の遊びへ発展していきます。「考える→試す→結果」を繰り返すことで、遊びながら工夫して考える習慣が自然と身につくので、脳力トレーニングに役立ちます。

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