特別支援・福祉カタログ vol.3
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N12特選品ー 使い方は簡単。数値の読み取りもシンプル。ー 医療現場だけではなく、教育現場でも活用が  広がるパルスオキシメーター。 教育現場でも利用価値は大いにあると思います。  特別支援学校には看護師さんがいますから、パルスオキシメーターが広く使われています。病気や障害によって一人ひとり必要なケアが違いますから、年に一度、学校から確認の文書が届き、我々医師が「ここに注意をしてください」という具体的な指示を返しています。 特別支援学級は、ハンディキャップの度合いが特別支援社会医療法人 母恋 天使病院地域周産期母子医療センターとして小児・周産期医療と、内科系・外科系を中心とした急性期医療を提供する総合病院です。2011年に創立100周年を迎え、2014年に全館を新築オープン。なかでもNICUは道内最大の15床を有し、ハイリスク出産や小児外科疾患を24時間体制で受け入れています。産科・小児科を希望する研修医が全国から多く集まることでも有名。札幌市東区北12条東3丁目1-1 www.tenshi.or.jp パルスオキシメーターは指先に挟むだけなので、どなたでも扱えます。ハンディキャップのあるお子さんのご家族に数値の読み取り方を教えると、すぐにマスターされますよ。 健康な方の場合、パルスオキシメーターの正常数値は96~97%以上です。たばこを吸っている方はやや低めですが、吸っていない方だと97~98%以上が一般的です。95%を下回るときはなんらかの疾患を疑う目安になります。 気管切開をして痰がからみやすいお子さんなどは、就寝中につけておくと、なにかトラブルがあったときに教えてくれるので、モニター代わりに使っています。ご家族には「数値が落ちたらこう対応してください」と、あらかじめ指導しておきますが、皆さんアレンジして使っていらっしゃるようですよ。今日は調子がよさそうだから外してみようとか、顔色が悪いから日中もつけておこうとか…。ご家庭でうまく利用されています。いので、夜中に音がすると家族みんなが起きることになり、日常生活に支障が出てしまうからです。持ち帰る医療機器は必要最低限にしたいと思っても、やむを得ず酸素などをお使いの方もいらっしゃいますから、パルスオキシメーターが小さいサイズなのは、とても助かると思います。学校よりも軽いお子さんだと思いますが、たとえば食物アレルギーやアナフィラキシー、異物を飲み込んでしまう誤えん事故の場合など、救急車が到着するまでの間の状態把握に使えます。 特別な支援を必要としない通常学級のお子さんでも、ぜんそく発作など呼吸器疾患のときには役立つでしょう。我々の外来診療でもぜんそく発作のときには必ずパルスオキシメーターを使いますし、酸素飽和度の数値は本人の苦しさとリアルタイムに相関しますので、顔色の悪いお子さんが保健室に来たら、とりあえずつけてみるのもひとつの手だと思います。 パルスオキシメーターの優位点は、苦痛を伴わないモニターだということです。指先に挟むだけですから、患者さんに痛みを強いることもなければ、ヤケドをさせることもない。つけてみて問題がなければ安心できるわけですから、ぜひ養護教諭の皆さんにも活用してもらいたいと思います。酸素飽和度(SpO2)とは?肺から取り込まれた酸素は、赤血球の中にあるヘモグロビンと結合し、動脈血として全身に運ばれます。酸素飽和度とは、赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの割合のこと。動脈血にどの程度の酸素が含まれているかを示す指標です。正常な動脈血の場合、酸素飽和度は97%以上あり、95%以下になるとなんらかの疾患の兆候と考えられます。豆 知 識豆 知 識豆 知 識http://www.nittokagaku.com/

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