特別支援・福祉カタログ vol.4
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099知的障害肢体不自由病弱及び身体虚弱視覚障害聴覚障害言語障害自閉症・情緒障害LD・ADHDゆらし刺激・回転刺激を与えるバランスを取る(前庭覚)ジャンプ運動肌で感じる(触覚)巧技台バルーン感覚統合を成長させる感覚には、固有感覚、前庭感覚、触覚、視覚、聴覚などがあります。感覚統合とは、こうしたさまざまな感覚情報が脳に入ってきた時に、脳が無意識に整理したりまとめたりする働きのことです。保育園、幼稚園、学校での活動(勉強、ことば、遊び、運動、集団行動、コミュニケーション、情緒など)を支える基礎となります。豆知識キーキー音が鳴らない様にロープでくくり使用してください。安全に器具を使用するために器具の高さを調節するものです。ロープを直接結んでください。感覚統合器具(スイング)を安全にお使い頂くためにご使用の際には、対象の方に応じて適切な処方のもと耐荷重など安全面に留意してご利用ください。●想定される耐荷重感覚統合器具(スイング)の中で、負荷荷重が一番大きいとされる「スペースリング」と「ホーススイング」により想定される耐荷重は以下の通りです。製品重量最大搭載荷重吊り下げロープ数安全率による耐荷重スペースリング15kg120kg1本1,620kgホーススイング20kg120kg2本840kg※安全率による耐荷重=(製品重量+最大搭載重量)×激しい繰り返し荷重の安全率12倍÷吊り下げロープ数●安全率設定安全率の目安静的な荷重動的な荷重片振りの繰り返し荷重両振りの繰り返し荷重激しい繰り返し荷重35812静的な荷重で材料が鋼の場合、安全率は3以上と定められています。しかし感覚統合器具の場合、静的荷重ではなく状況によっては激しい繰り返し荷重がかかる事が想定される為、安全率は上記表の12を採用します。これは機械設計工学を参考にしています。感覚統合器具の吊り下げ用部品に必要とされる強度は1,620kg以上としております。同様に、施設における天井の強度については、吊り下げ金具1ヶ所あたり1,620kg以上が望ましいです。上記はあくまでも目安であり、設置場所、使用者、使用方法により求められる強度は変化する場合があります。天井吊り下げ部品など設置の際は専門家の方々とお打合せください。弊社では天井工事は行っておりません。以上を参考に感覚統合器具の設置をして頂く様お願い申し上げます。●吊り遊具を吊るす際は、天井フックやパイプ格子を天井に取り付ける方法、長いパイプを部屋の壁や天井に取り付ける方法、部屋の梁にプレートを取り付ける方法などがございます。(左写真参照)●設置・施工方法につきましては、施工受託者様、または請負業者様に対して設計図書に基づき、必ずスイングの構造やその使用方法・頻度をふまえた上で、利用者の安全性とスイングの耐久性に配慮した固定方法、組み立て、接合、仕上げ、施工の各段階における品質管理を徹底するよう、指示・承諾・協議を行ってください。スイングの使用環境使用する吊りスイングの下やその周辺には、必ず適度な厚さでクッション性の高いマットを敷いてご使用ください。また、使用するスイングによって、使用中に上下・左右に大きく揺れる事があります。周辺のスペースを十分に考慮してご使用ください。20cm離してご使用ください。スイング本体の高さは床から最低注意 : スイングご使用時には必ず安全の為にマットやクッション性の高い物を敷いてください。注意 : スイングご使用時、必ずフレーム/天井フック→ロープ→高さ調節器具→カラビナ→スイングの順でつないでください。 フレーム/天井フックに直接金具を取り付けないでください。摩耗の原因となります。
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